多摩川と貨物列車(桃太郎など)

多摩川を走る貨物列車。ここは東京都府中市是政。

府中本町と川崎市の武蔵小杉付近にある貨物基地を結んでおり、途中梶ヶ谷を経由して、鶴見など湾岸の工場地帯を結んでいるが、ほとんどが地下を走るという珍しい貨物である。

eneosの石油を運んでいる。

ここは横浜から石油を運んでいるため石油の貨物が多い。

横浜は昔から貿易で有名だが、この石油は東北などに輸送されるようだ。


最近はこのタイプの貨物列車が多い。

以前はD51やEFなどが多かったが、近頃見るデザインはこればっかり。

現在でも地方へ行けば、EFなどを見ることが可能だが、府中や都心近郊ではこのタイプが多いため残念である。


このトンネルの先は稲城市を経由して、川崎市へ向かうのだが、面白いことにほとんどがトンネルとなっている。

稲城のよみうりランド遊園地付近の地下を通り、川崎の市街地を通り、梶ヶ谷で初めて顔を出すという面白いルートを通っている。

これだけのトンネルをどのようにして掘ったのかは不思議であり、また川崎市西部付近は地上でつくっても良かっただろうにとも思える。(稲城市の一部では地上へ出てくる場所がある。京王線稲城駅付近、京王線稲城駅から南山へ向かう小道付近)

川崎市は川崎市縦貫鉄道を創設する構想の際に、この武蔵野貨物のトンネルを利用しようと考えたようだが、残念なことに京浜工業地帯と関東甲信越を結ぶ大動脈であったために、断念したようだ。



貨物の種類も豊富であり、このタイプは初めて見た。


これはよく見られるタイプの貨物である。

JRFはJRの貨物であるから貨物輸送だろうか?


この貨物は東京側では府中本町のJR武蔵野線へ入る。

一部は南武線に入り、立川や甲信越方面へ向かう貨物もあるようだが、ほとんどは武蔵野線である。

そのため武蔵野線には貨物駅が多く、乗車しているとわかるように貨物線とすれ違うことが多い。

この状態は武蔵浦和付近の西浦和まで続き、ここで東北本線と合流する貨物線と三郷方面へ向かう武蔵野線に分かれる。


もともと武蔵野線は貨物線として運用されており、付近の住民たちからの要望で旅客用として使われるようになった。

これは山手線と並走する埼京線も同じであり、元々は貨物線であった。

現在でも貨物線が非常に多いため、武蔵野線は見ごたえがある路線である。






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