中央線:豊田〜立川間の各停と特急あずさ
東京と高尾、さらに甲府や塩尻、名古屋まで結ぶ中央線。
豊田を走る中央線。
豊田には車両基地があり、向かえば様々な車両に出会うことができる。
日中の車両はラッシュ時からは想像できない空席の数。
のどかな昼下がりである。
中央線の車両も今後リニューアルが計画されており、2階建のグリーン車が編成されるという。
正直にいえば、中央線のラッシュは異常であるためグリーン車の連結よりも編成車両の増加に力を入れてほしい。
このところグリーン車などの需要があることはわかるが、常識を逸脱するようなラッシュ時の混雑を考えれば、JRの社会的な責任もあるだろう。
企業としての商業活動もわかるが、インフラ企業の1つとしてまずはラッシュの解決に挑むべきだろう。
次に見られたのは特急あずさ。
新宿〜松本を主に結ぶ特急電車であるが、一部は千葉〜新宿〜松本〜南小谷を結んでいるほか、河口湖方面への列車にも利用されている。
以前のスーパーあずさはE351系で振り子式であった。
中央線は甲斐路の山の隙間を走るため、勾配のアップダウンが激しく速度の低下による輸送時間の長さがあった。
それを解決した車両がこの振り子式でカーブなどでのスピード減速を軽減してくれた。
一方で、振り子式の弊害として2000年代の乗客としての意見としては「乗り物酔いする」ということがあった。
車両を見るとわかるように「のっぺり」とした顔である。
デザイン性はあるが、国鉄の485系などにあった愛嬌は感じられない。
2000年以降になってからの車両は愛嬌が消えたデザインが増えたように感じる。
デザイン性・機能性を重視するあまりに冷たく、近未来を感じさせるが、生き物のような鉄道の魅力は失われつつあるようにも思えた。
このように車内は空席が多いようである。
松本駅と新宿を結ぶ日中の特急電車は需要がそれほど多いわけではなさそうである。
0コメント